驚きです!Kindle Storeで日本語の書籍が販売中! November 13, 2009
Posted by marr0528 in kindle, Uncategorized.Tags: amaon, japanese, kindle, kindle 2, kindle store, reading, starbucks, Uncategorized
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(追記)Kindleを取り巻く状況は日々変化しています。Kindleに言及した最新記事もあわせてご確認ください。
(追記2)Kindle単体で青空文庫を読む方法の決定版「世界中どこでも青空文庫をKindleにダウンロードして読む方法!」を必ずご確認下さい!
最近は、MacやiPhoneはさておき、すっかり、KindleウォッチャーのMarrさんです。こんばんは。
最近は、StarbucksでKindleを読む、と言うことがだいぶ習慣化されてきたのですが、今日はたまたまKindle Storeでいろいろと検索をしていたら、新事実を見つけてしまったのです。
これには正直、これには驚きました。日本語フォントが入っていないことが絶賛不評中のKindle 2国際版ですが、Amazon Kindle Storeで日本語の書籍が販売されていることが分かったのです。今回は、それについて書いていこうと思います。
なお、この”The Air of Marr’s Blog”では、すでにUnicord Font Hack 0.2による日本語フォント導入を紹介しています(ついでに日本語入力も紹介しています)が、今回の写真のKindle 2は全て、それを解除した状態であることを、前もって記しておきます。
さて、まずは問題の書籍ですが、これです。
今回見つけたのは与謝野晶子の舞姫です。(与謝野晶子とGoogleで検索したら、Twitterのyosanoakikoが出て来ましたので、ついでにご紹介(笑)。)実は、このタイトルの中に”in Japanese”と書いてあるのに目が引かれたのです。これって、もしかしたら、日本語なのかなぁ、と。
なお、MacのSafariでKindle Storeから見ると、こんな感じです。
Yosano Akiko Story Selection vol.21 [Maihime] (in Japanese) [Kindle Edition]
さてさて、”Try a Sample”を押して、試してみることにしましょう。Sampleを買うと、こんなふうにHOME画面にタイトルが現れます。
では、さっそく御開帳!!
なんとまぁ、日本語が表示されているじゃないですか!しっかりルビまでふられています。予想だにせぬ展開に、正直驚いてしまいました。いったい、誰がこんなことを…。
ここまでくると、試してみたいことがいろいろあるわけです。まずは、文字の大きさを変えられるかテスト〜(パチパチパチ)!
右下の「AA」のボタンを押してみましょう。
まず、これが標準的な文字の大きさです。これを、一番大きくしてみると、どうなるでしょうか。
見てください。大きさ、変わっていません…。ということは、フォントがデータとしてあるわけではなく、文字が画像に印字されているだけ、との疑惑が持たれます。そんな気持ちを胸に、次は行間を変えてみたいと思います。この時点での”Words per Line”は”default”ですが”fewer”を押してみます。すると、こ、これはっ!
お分かりになるでしょうか?たしかに行間が小さくなりましたが、同時に二つのことが起きています。周囲のマージンが広くなったこと、そして文字が小さくなったこと。疑惑は深まりますね。最後に、行間を”fewest”にしてみましょう。どうぞ。
更に小さくなりました。ええ、これは、画像なのだと確信出来ます。
それにしても、Kindle Storeで日本語の書籍を画像にして売るなんて、勇気があるものです。感服しました!!出版業界の方には、この現実をぜひ見ていただきたいと思います。
さて、実はもう一つ試してみたいことがあります。それは、Kindleの売りのひとつであるText-to-Speech。英文を読み上げる機能です。この機能は、Audible.comに代表される書籍の朗読ビジネスを圧迫する(しかもAudible.comはAmazonの傘下なのですね…)というおかしな理由から、書籍によって可不可が設定されています。この舞姫はどうなのでしょう。もちろん日本語を読むわけないですし、画像ファイルなんですから、読み上げてくれるわけないんですが、Kindle Storeを見ると、な、なんと!
見てください。Text-to-Speechは”Enabled”となっています!ということは、読み上げてくれると言うことなのでしょうか…?!
早速、「↑(シフト)」と「SYM」を同時に押してみましょう。このキーコンビネーションでText-to-Speechは始まります。すると!なんと、Kindleはいつものように意気揚々と、声を上げ始めたのです!もしかすると、画像の裏に文字データを入れ込んでいたのでしょうか?!
よく聞いてみると、「エンドオブディスサンプルキンドルブック・・・」ええっ?!そういうこと?
こういうことでしたか…。Sampleの書籍の最後には、こんな文章が入っていて、これを読んでくれていたわけです。
でも、Kindle Storeには”Enabled”と書いてあるんですから、実際に本を買うと何かわかるはずっ!ということで、4ドル99セント、お支払い。チャリーン!
今度は、Sampleではない方で、Text-to-Speechにトライです。どうだっ!
今度は、ウンともスンとも言ってくれません。かわりにこんな文字が出ていました。
なるほど、”Enabled”は文字通り、こういう意味なんですね。Macに標準搭載されているプログレッシブ英和中辞典が教えてくれました。
…、えぇ、ということで、後半はあまり意味のない検証作業でしたが、なにはともあれ日本語の書籍(といっても著作権は切れていますので青空文庫にもあります)がKindle Storeに出てきたことは評価に値すると思います。
さてさて、日本の出版業界の展開が、これから楽しみになってきましたよ!!
Marr’s Kindleストアをオープンしました。
これからAmazonでKindleを購入される方は、こちらの「Marr’s Kindleストア」から購入していただくと、私にアフィリエイト報酬が入ります。このブログでの更なるガジェット紹介のための購入原資にさせていただきたいと思っています。何とぞ、ご理解とご協力を頂けましたら幸いです。
Marrさま、初コメントです。
日本以外の国に住む者にとって、Kindleや、これから発売されるiPadなどで日本の書籍が読めるのはウレシイ限りです。
本は重いですし、一生とっておきたい本って数少ないと思います。
その点、電子書籍だったら、入れ替えも可能なんですよね?
そして軽いところが魅力♪
個人的には、雑誌とかが読めたらな~っと思います。
日本の出版業界の転機になること間違いなしですね。
NetMammyさん、こんばんは。
いつもTwitterでは暖かなコメントを頂き、嬉しく思っています。今回はブログにもコメント頂き、お礼申し上げます。
Kindle Storeでの日本語の書籍の扱いも、多くの方の努力と挑戦で、漫画を中心に少しずつ増えていっているようです。業界全体が、既成概念や既得権益にとらわれずに大きく動いてくれることを、外野にいる僕らは願うだけです。
Kindleは僕にとって、読書の楽しみを改めて感じさせてくれた端末です。これからも、最新の情報をキャッチしてここでお伝えしていけるように頑張ります〜!
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Marrさん
はじめまして。私は去年まで海外(しかも検閲がありアメリカからの本の購入が難しい)に暮らしていたのでKindle 2を入手して使用していました。
(ちなみに買った時に役に立ったのはこのページです:http://www.michaelyung.com/blog/services-and-products/2009/06/27/kindle-posts/)
さて、日本語書籍もKindle Storeで扱いはじめてくれたらこんなに良いことはありません!日本の出版社もみみっちいことは言わずに新しい販路としてKindle Versionを売ってほしいです。なぜなら、元から本を大量に交流する購買層は限られているし、そういう層(たぶんMarrさんや私のような)はKindleを購入したとしても書籍版で欲しい本は依然として購入するだろうと思うからです。(アートや写真関係、装丁が美しい本、愛蔵本など。)書店の経営が問題なら、各書店にPC配って、PCを持っていない購入者(老人とか)にDLしてあげるサービスを作ればいいのに。
小さい市場で規格が乱立すると結局共倒れですよね・・・
はじめまして。
自分、数ヶ月前に自作の日本語の小説をワードで書いて、それをキンドルで出せました。
キンドル for PCで確認したら、ちゃんと日本語になってます。
文字のサイズも拡大したり調節できます。
古謝 哲也 様
先日はコメントを頂きましてありがとうございました。お返事が遅くなり失礼致しました。
自作の小説をKindle Storeに出されたということでしょうか。素晴らしいですね。
ご存知化もしれませんが、PC/Macだけでなく第3世代のKindleでは日本語も読めるようになっています。
これからも、日本語の環境がもっともっと良くなっていくといいですね。
実は私の電子書籍 DJ教則本 もキンドルストアになぜか掲載されました。
こちら > http://amzn.to/qDjo4H
フォント埋め込みのPDFで登録しただけなのでもちろんePubにもアマゾンのAZWにも元々なるわけが無いのです。
この顛末は私のブログ「Kindle Storeに掲載されました」でよろしければご覧ください。 http://infoster.biz/2011/10/2237
Mazda Harutoさん
お返事が遅くなりました。こんなことってあるんですね!と思いながらブログを読ませて頂きました。
ちょっと勇気がなくて9ドルは払えませんが(笑)、またいろいろと情報交換させてくださいね!