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スティーブ・ジョブズの新しい基調講演 September 2, 2010

Posted by marr0528 in ipad, ipod, itunes, keynote.
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日本時間の9月2日未明、かくして発表された新しいiPodシリーズとApple TV、そしてiOSとiTunesのアップデート。

僕が一番買いたいと思ったのは、この新しいiPod nano。そこら辺についてはまた改めるとして、今回、僕が感動したのはアップルの新しい基調講演の方法でした。スティーブ・ジョブズのプレゼンの手法自体はたいして変わってはいない(カンペをめくりながら、というシーンを見て、年取ったなぁ、と思いましたが…。)と思うのですが、今回のポイントだったのは、イベント全体をライブストリーミングする、という手法です。はい、今回はこうやって、ソファに腰掛けながら、iPadでずっと見ていました。

過去を振り返ってみると、僕にとって、真夜中にジョブズの基調講演を見るのは、社会人になった2003年くらいから年中行事化していました。これまでは、Macの前に座り、いくつかのサイトを開いて、会場に内に入る彼らが写真と文字で基調講演の様子を伝える、というのを、あたかもその場にいるかのように想像力を巡らしながら楽しんでいたわけです。そして、半日くらいしてアップルから公式のビデオが配信されると、復習と称してもう一度見直す、というのが基本パターンでした。(きっと、皆さんそうだったと思います。)

その状況が変わり出したのが、去年くらいからだったと思います。Twitterで他の仲間と色々やり取りしながらイベントを楽しむという形が出来上がったり、一度切りでしたが、会場からUstreamで音声を流しているのをキャッチして、文字と写真と音声で楽しむ基調講演はこんなに盛り上がるのか、と思ったことがありました。

しかし、今回は前述の通り、ソファに腰掛け、iPadでずーっと基調講演を見続けました。Twitterや他のサイトは敢えて見ませんでした。だって、完全に映像に見入ってしまっていたんですもの。なんどか映像とiPadの関係はこのブログでも書いてきましたが、完全にiPadの威力だと思いました。イベントはほぼ同時中継で世界中に配信されていたと思います。1時間半の中で、数回にわたって映像が途切れかけたことがありましたが、ほぼ安定して高いクオリティの映像を観ることが出来ました。

イベントに終わりでColdplayのChris Martinの弾き語り(しかも3曲!)がありましたが、その時点でアメリカのアップルのサイトには新商品の情報が掲載されていました。なんていう仕事の早さでしょう。アップルも立派な会社になったなぁ、と思った瞬間でした。(これまでは、徐々に情報がアップされていくのですが、重くてしばらくアクセスできないのが普通でした。)

さて、そんな風に、「ジョブズの基調講演を見る」という切り口一つでとっても、時代の移り変わりを感じます。今回は、アップルの新しいプロダクトやサービスはともかく、そこが革新的だったと思います。いいイベントでした。ジョブズ、ありがとう!!

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