黒備えのビジネス向け電子書籍リーダーQUEは、Kindleを脅かすか? January 9, 2010
Posted by marr0528 in kindle.Tags: amazon, barnes & nobel, ces, kindle, nook, que, tablet
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毎年この時期、ラスベガスではCES(全米家電協会)の展示会が開かれ、その年を占う電気製品が数多く発表されます。今年は世界的なKindleの成功とアップルのタブレット端末(スレート(石版)端末)への期待から、6インチ〜10インチほどの大きさでなおかつタッチスクリーンを持つものが目玉になっているようで、マイクロソフトのスティーブ・バルマーもくだらないものを見せびらかしていましたが、そんなものは無視して面白そうなものをご紹介。その名もQUE。
これ、どこかで見た気がすると思っていたら、米国の大手書籍チェーンBarnes & Nobel社がnookを発売したとき、Barnes & Nobel社のサイトで見ていました。そう。nookが一般向けなら、QUEはビジネス向けの電子書籍だとのことです。これはなかなか面白そう。
(nookについてはザッキーさんの記事(キンドルと “ヌック” の比較 by David Pogue & Gizmode)を参照してください。)
まずは、この佇まい。nookは野暮ったかったのですが、黒備えのQUEは美しい。
アクセサリーも、こんな具合。これは、こだわりはのビジネスマンを意識してますねぇ。良い傾向です。
ポートフォリオもぐっときますが、黒塗りのUSBケーブルなんかを見ると、黒いMacBookを思い出します。あれはケーブル類こそ、通常の白でしたが、筐体自体の塗装はこだわり抜かれていました。
さてさて、こうやってなんにでも見た目から入るのは僕の悪い癖ですが、このQUE、何が出来るかと言うところが肝心要です。Kindleと同じようにただ電子データを読めるだけじゃありません。なんと、カレンダーで予定をチェックしたり、メールを読めたりもするんです。なるほど、ビジネス向けというだけありますね。
と、なかなか見どころのあるQUE。
では、AmazonのKindleに勝てるのか、脅かすことが出来るのかというと、これは難しいんじゃないかなぁ、と思います。感覚の話ですが、すでに出来上がっているKindleのネームバリューを突き崩すようなパワーは感じられません。ただ、面白いと思うのはこの端末の提案のされ方に未来を感じるからです。
この大きさのストレート端末で、メールを見れたり、スケジュールをチェック出来たり、仕事のドキュメントを見たり、本や雑誌を読めたり。なかなかいいじゃないですか、そんな生活も。
と考えると、最近は提案上手なアップルですから、やはり出してくるんじゃないかと思ってしまいます。タブレット端末…。そんなものは出ない出ないと、いつまでも言ってはいられないかもしれません。うーん、悩ましいです。
spellboundさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。公開は控えさせていただきましたが、拝見はいたしましたのでお返事のみさせていただきます。
なお今後は、その都度ご返答させていただくことはないと思いますので、予めご了解下さい。