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Kindleとアップルのタブレット端末は共存していく。 January 18, 2010

Posted by marr0528 in iphone, itunes, kindle, mac.
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いよいよ、アップルのタブレット端末が発表されようとしている(らしい)。これについての私見は、以前の記事にまとめたが、今日はKindleがタブレット端末登場後にどうなるのかについて、考えておきたい。

情報漏えいを制御してマーケティングを行うアップルのしたたかさ。 January 14, 2010

アップルが出すであろうタブレット端末の魅力は、言うまでもない。おそらくは、iPhone同様のマルチタッチインターフェイスを持ち、最高に使いやすいMac OS XもしくはiPhoneを基盤にしたOSを元に、僕たちのデジタルライフを飛躍的に向上させてくれるサービスとともに発表されるのだと思う。

(写真は懐かしい初代iPod nano。アップルの端末はこんな暗闇から光を放つ神々しさがある。)

一方、Amazon Kindleは読書をするためだけの専用端末。薄いアルミの筐体は禅のような美しさを持つ。白黒の画面でバックライトがないから暗いところでは読めない。UIは悪くはないけれども、キーレスポンスはまったり系。国際ローミングでほぼどこにいても通信出来るのは素晴らしいけれども、アメリカ以外ではローミング代が書籍代に加算されるという中途半端感がある。

さて、アップルの新端末の登場に絡ませて、アナリストが語るのはKindleの存在。Amazonが大きな成果を挙げた電子書籍の分野に、アップルがiTunes Storeのようなサービスと組み合わせてタブレット端末ととも進出にすることにより、iPodと音楽の関係のように、大成功に押し上げるのではないかということです。しかしながら、そこから、「アップルの端末が出るとKindleは途端に駆逐される」と結論づけるのはいくらか短絡的だと思います。

読書のためだけに存在するKindleの魅力は、MacやiPhoneやTwitterの魅力の説明と同様で、スペックに落とし込んでの説明が出来ないので、なかなか言葉で伝えることが難しいのです。でも別の側面から、こちらのブログで松永さんが的確に表現をしていらっしゃいました。長めの読みごたえがある記事ですが、とても参考になります。

【絵文録ことのは】Amazon Kindle(アマゾン・キンドル):「反射光の電子ブック」という革命的に新しいメディア

少し、引用させて頂きます。

透過光メディア(テレビ、パソコン、ケータイ、iPhone……)は、情緒的・主観的でのめり込みやすい。一方、反射光メディア(紙、映画、そしてキンドル……)は、分析的・批判的で客観的に冷めて見ることになる。パソコンの画面をキャプチャした雑誌や、プレゼンテーションなどでプロジェクターで投射されたPC画面が、モニターで見る画面と違った雰囲気で見えるのは気のせいかと思っていたが、この透過光vs反射光の理論からすると、違って見えて当たり前だということになる。私自身も「PCの画面では校正を見落としやすいので、一度プリントアウトしてから校正する」という経験をしてきた。

(中略)

PC画面で表示されるデータと違って、紙と同じ反射光だからという要素を決して見逃してはならないと思うのである。

紙のメディアと同じ反射光であるにもかかわらず、検索できるし、ほしい本をすぐにダウンロードできるし、何冊もダウンロードしてもかさばらない。しおりやメモも可能だ。操作性などに改善の余地はいくらもあるだろうが、まさに理想的な読書メディアといえるのではないだろうか。

ということです。おそらくアップルのタブレット端末は情緒的・主観的な「透過光メディア」であり、「じっくりと本を読む」というストイックな行為には向かないはずです。すると、Kindleの魅力はKindleだけのものとして存在し続けることが出来、Kindleの存在意義は守られるのです。カラーのE-inkがなかなか実用段階にたどり着かない中で、モノクロのKindleはなかなか大衆性を帯びる製品にはならないのかもしれませんが、読書をするアカデミック指向の顧客層からの支持は今後も続くのではないかと思います。

ということで、アップルのタブレット端末とKindleは共存していくと思います!

Marr’s Kindleストアをオープンしました。

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Comments»

1. アップルの新製品発表イベント「Come see our latest creation.」の告知はじまる。 « The Art of Marr's Blog - January 20, 2010

[…] Kindleとアップルのタブレット端末は共存していく。 January 18, 2010 […]

2. Instapaper + Kindle最強伝説(但し”The Tablet”前) « ZACKY'S ALTERBLOG - January 23, 2010

[…] ただKindleがいいのは、一回充電したら何日も持つということ。アップルはおそらくこのあたり、電子ブックのみに機能を絞ってくることはありえないでしょうし、そうなると駆動時間が非常に重要な鍵になりそうな気配。総合的に判断する必要がありますが、以前私が、しばらくはKindleはアップルの新しいタブレットとは競合しないんじゃないか、と書いた理由もこのあたりによります。文字を読むだけなら高機能のディスプレイじゃなくても、Kindleの電子インクで十分といえば十分。Kindleは軽いですし。(私のブログの師匠Marrさんは別の観点からの”The Tablet”とKindleの共存説を唱えてらっしゃいますのでご参考に。) […]

3. タッチスクリーンKindleが登場する? « うま口Mac。 - February 4, 2010

[…] Link: Kindleとアップルのタブレット端末は共存していく。 « The Art of Marr’s Blog […]

4. 米国でiPad4月3日発売決定!そしてブログの過去記事を振り返る。 « The Art of Marr's Blog - March 5, 2010

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7. 世界中どこでも青空文庫をKindleにダウンロードして読む方法! « The Art of Marr's Blog - May 5, 2010

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8. タッチスクリーンKindleが登場する? | うま口Mac 2G。 - May 22, 2010

[…] Link: Kindleとアップルのタブレット端末は共存していく。 « The Art of Marr’s Blog […]


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