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Music and Lyrics ラブソングができるまで May 4, 2007

Posted by marr0528 in Uncategorized.
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連休後半戦の一日目は、妻の実家を訪ねて川越に。二日目の今日は妻の友人を集めて笹塚で昼からビールとワインで宴会を。やっと、少し時間が出来たので、数週間前に観に行ってきた映画「ラブソングができるまで(原題:Music and Lyrics)」の感想を書いておきましょう。

元はと言えば、前々回のポストで書いたように、新宿タワーレコードで見つけたサントラがきっかけでした。

「80年代ポップス」がキーワードで、かなり鋭くMarrさんのツボをついてくる映画、ということで、今回は、「本当は「ホリデイ」が観たい!」という妻を説き伏せ観て参りました。

これは、ダメないい男を演じさせたら、今や右に出るものはいないヒュー・グラントが演じる、80年代にはポップスターだったアレックスと、ETで天才子役としてデビューした後は人生下ったり登ったりのドリュー・バリモア演ずる、植木に水をやるお姉さんソフィーの物語。

・80年代音楽へのこだわり

のっけから、アレックスの元バンド「POP」のプロモーションビデオで始まるこの映画。これがまた秀逸。ダサ怪しい身体の動きとアホで能天気なストーリーがいかにも80年代な感じで、恐らく監督はここに90%くらいの気合いを入れて作ったんだろうなぁ、と思わされました。(二度流れた時点で確信しました。)恐らくWham!あたりをつよーく意識しているような感じ。アレックスが適当にシンセを弾く姿は、TM時代のてっちゃん(小室哲哉)を彷彿させてくれて、思わず血がたぎってしまいました…。と、ビデオの作りに目がいって終わるのは普通の人で、普通でないがMarrさん。

この映画、ほんとに最初がこのビデオなのです。恐らくYAMAHA DX7あたりのまさに80年代の機材を使って作ったであろう太いシンセの音は、ボクは慣れてるのですが、他の若い新宿の観客の子たちにはどうなの?受入れてもらえるの?とこちらがドキドキしてしまったのです。プロモビデオのダサさよりも、音のダサさに、子供の学芸会を心配して見守る親みたいな気分になってしまいました。

それにしても。映画を通じて、何曲か80年代を強く意識した曲が出てくるのですが、サビの作り方とか、アレンジの仕方とか、音作りとか、ほんとこれ研究されてますよ。今では絶対に誰もこんなアレンジしないよな、という感じ。どこかでこの雰囲気、聴いたことがあるという感じ。いやいや、参りました。

・音楽業界へのメッセージ

基本のストーリーは完全にラブコメなのですが、随所に音楽業界にむけたメッセージが込められてるのではないかな、と思ったのです。

たとえば。この映画を見て思ったのが、世の中にはきっと、このアレックスみたいな、かつてはアイドルとしてもてはやされていたけど、その後どうなったんだろう、という人がたくさんいるのだ、ということ。最近は、Duran DuranにしろThe Policeにしろ再結成をしていたり、一発屋だったA-Haが地味に活躍していたりとか、実際には他にいろいろあるんだろうけど、これってごく一部の人たちなんですよね。売れなくなったらみんなで忘れ去る、という、使い捨て感は時代が進むにつれて加速してるんだろうけど、哀愁漂う冴えないアレックスにそんなメッセージを込めているんだろうな、と思いました。

それから、今をときめくコーラというイケイケアイドルが出てくるのですが、この子の路線は、歌もステージングも楽曲も歌詞も衣装も何もかも過度なセクシー系なのです。これも、今の音楽業界を象徴してますよね。なにか、性的なものを匂わせないと売れない(かつては「匂わせると売れる」だったのに)というロジックです。また、作曲家であるアレックスの、クライアントに迎合するしかない、という考え方も音楽業界だけではないですが、描かれています。これに対しての、ソフィーの真っ直ぐさが、観客にいいなぁ、と思わせてくれるのです。監督の意図なのでしょうね。

・結論

かなりコテコテのラブコメですが、恋敵が出てくる代わりに歌詞へのこだわりがキーになるところが、音楽好きには何とも言えずいい感じでした。いい具合に幸せになれる映画。お家でDVDで見るくらいが吉でしょう。

かつて、「ロングバケーション」で木村拓哉演じる瀬名くんの部屋にピアノがあったのを見て、こんな暮らしがしたいと思ったのを、アレックスの部屋を見て思い出してしまいました。アレックスの部屋が瀬名の部屋より百倍素晴らしいのはMacがあること。アレックスがソフィーと一緒にピアノで作った曲を、Macでギターとかベースとかドラムとかトラックごとにレコーディングしてデモテープにしてくのです。か、かっこいい・・・。ヒュー様に、ではなく、Macが中心にあるこの環境にクラッとしてしまいました。

いやいや、言いたいのはそっちではなくて…。えー、昔はこの映画のように、グランドピアノ(とMac)があるマンションの部屋を持って、ボーカルをしてくれる小綺麗な彼女を作って、一緒に曲を作るっていう暮らしに憧れていたわけですよ。でも、今では結婚して所帯を持って、そんな夢は夢のまま、終わってしまったのです。でも大丈夫。そんなに落ち込まなくても。なによりボクには、音楽の才能はなかった、のですから…。

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