アンプの上のヴァイオリン弾き「やないけいこ」さんのライブに行く October 17, 2009
Posted by marr0528 in Uncategorized.Tags: diary, live, music, yanai keiko, youtube
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こんばんは。10月3日(土)に二子玉川のライブハウスPink Noiseで、「やないけいこ」さんのライブを観てきました。いつものように、前置き3割・レポート3割・分析4割で記事を書いていきます(?)。
「やないけいこ」さんは、現在大学生。前回にお会いしたのは、彼女が高校に入る前でしたから、だいたい5年前(?)。ロンドンから帰国したての彼女に初めて会ったときの印象は、機知に富んで才気煥発系(確か)。とても楽しそうに、よく笑う方だった気がします(これは不確か)。でも、鮮明に覚えているのは、音楽をずっとやっていたこと。小さい頃からヴァイオリンを弾いていた、ということ。音楽好きのMarrさんにとって、この情報は見逃せませんでした!
でもまさか、彼女が自分で作曲した楽曲を、バックバンドを従えて、自分で歌いながら、同時にヴァイオリンを弾き、なおかつ鉄琴も叩くアーティストになるとは、その時は思ってもみませんでした。今回は、ライブへのお誘いを頂きましたので、お邪魔した、という次第です。(いつも、前置きが長くてすみません。)
さて、ライブでは、彼女はいわゆる「本日のトリ」でしたので、その日の出演者の中では、ボスみたいな存在だったのだと思われます。僕はかなり遅れてライブハウスに到着しましたので、最後から2番目(中ボス?)の小松和貴さんの演奏から拝見させて頂きました。この小松和貴さんはエレアコをソロで弾くのですが、なんともスゴい。簡単に言うと凄腕のギタリストでした。
色々なスタイルの楽曲を彼は弾くのだそうですが、基本はアンダルシア地方を思わせる曲調を基調に、時に情緒たっぷりに、時に激しく盛り上げて、ギターを弾く。しかも、パーカッションもやるんです。自分で、ギターを叩いて。
実は最初、ギターの後ろで流れるリズムはてっきり打ち込みだと思ってたんです。ここら辺が僕の頭脳の薄っぺらさ。僕らは高校の頃からシーケンサーに打ち込みばかりしていましたから、彼もそんなもんなんだろう、と高を括っていたのです。でも、違うんですね、ちゃんと音楽をやっている彼は。伊達にギター片手に世界を股にかけていません。ちゃんと叩いてるんです、自分で、しかもギターの腹を。これが、なんともスゴい。
実はちょっと感動してしまって、思わず帰りがけにCDを買ってしまいました。そんな彼のブログはこちら。ぜひ、応援してあげてください。僕も応援します。
さて、本題に入る前に随分盛り上がってしまいましたが、小松和貴さんのライブの後に、「やないけいこ」さんの登場です。EOS Kiss Digital Nを持っていくべきだったと後悔する、なんとも絵になるライブでした。(次回は、持ってってもいいですか?)
編成は、中央に主役のやないけいこ(ボーカル・ヴァイオリン・鉄琴)、左にギターくん、右にパーカッションくん(名前が分からず、すみません)。
この日のSet Listは次のとおり。YouTubeは当日の映像。
- Invisible(MySpace)
- パリウス
- うさぎのしっぽはふわふわで(MySpace)
- 魔法をといて(YouTube)
- 幸せのワルツ(新曲)
- 君に帰りたい
- 雨の日(YouTube)(MySpace)
やないけいこさんの歌は、なんて言うんだろう、一言であらわすと心に残る歌。実は、こっそりiPhoneのVoice Memosアプリで録音させて頂いていたので、その日は帰りながら何度も聴き直してしまいました。(何故か、途中でアプリは落ちてしまい、中途半端な録音でしたが…。)
彼女のライブは、楽曲の中にも歌詞の中にも歌声の中にも、凛とした感じや、ふんにゃりした感じがあって彩りが豊か。これが面白い。大人になる直前の女性の感性で吐露する感情は、「まだまだ若いなぁ」と思いますが、裏を返せばその清冽な感じがいい感じ。
まず、「魔法をといて」をどうぞ。
もう10年くらいきちんと邦楽を聴いていないので、誰と似ているのか、と言われるとちょっとわからないのですが、誰に似てるんだろう?誤解を恐れずに自分の少ない「引き出し」の中だけで話をすると、大学の頃に好きだったJungle Smile辺りが当てはまります(シングル「同じ星」とかアルバム「あすなろ」とか、好きだったなー)。Jungle Smileは曲の作りが鍵盤寄りですから、少し違うのだと思いますが、歌い手から来る印象(つまり歌詞や声)は近いのかなぁ…。
んー、でも、本当に引き出しがないだけなので、これは、いわゆる「MacとWindowsは似ている」的な例えに近いです。(要するに、思い入れのある人からすると、まるで似てないのに「似ている」と言われて、腹が立つパターンです(笑))。えーと、話が明後日の方向にずれました…。
彼女の楽曲や歌について、共感できるかどうか、感じ入れるかどうか、それはまさに人それぞれですから、何とも言えませんが、ひいき目に見ても、僕の感想としては、率直にいい、心地いい音楽だな、という印象。楽曲の構成は時たま突飛な部分もあって面白いですし、ヴァイオリンと鉄琴が加わっている楽器の編成もいい。そして何より歌詞がいい。
ではここで、「雨の日」をどうぞ。ヴァイオリンを引く姿、なかなかカッコいいです。
ここまで書いて、そういえば、昔の自分は作詞をする人だったことを思い出しました。「僕は学生の頃バンドをしていて、その楽器の話はもう封印した」というのは公然の秘密で、それはそれで記憶も残っていたのですが、作詞についてはキレイさっぱり忘れていたのです(笑)。仕事でもプライベートでも、言葉に興味があって敏感なのは、そのせいなのだな、とちょっと思い出して感慨深かったです。
そんな言葉の話つながりで、やないけいこさんのライブの話に戻します。彼女のMCのことをすこし触れましょう。彼女のしゃべり、実に面白かったです。話の内容というよりも、ライブ感を大切にしている感性が面白い。彼女は、僕ら観客との関係や距離感を大切にしているし、僕らが今日、ここに来たからわかること、知り得ること、を意識してしゃべる。それから、MCじゃないですが、お手紙をくれました。もちろん、観客全員に。これも、この日この場所だから、という意識の一環なのだそうです。ということで、勝手に掲載(すみません…)。

僕は、ミュージシャンの本質は楽曲で評価されるべきだと常日頃から思っていましたが、それだけじゃないんだな、ということに気づきました。彼女はアーティストで、自分の本名を出してソロで活躍しようとしているんだから、彼女の個性自体がその場にいる人を楽しませてくれることも大切なんだと思います。もちろん、楽曲での評価がしっかりあるから、そういう段階に達することが出来ているのでしょう。残念ながら、80年代以降の音楽シーンを見たときには、明らかにそこら辺を履き違える人が増えていっていますよね。でも彼女は、そうではありません。きっと。
さてさて、そんな、「やないけいこ」さんのライブですが、次回の予定は彼女のブログで紹介されています。そこで、僕のところでもご紹介。お時間のある方は、ぜひ足を運んでみてください。(そして、Marrさんのブログで知りました、と言ってあげてください(笑))。
次回のライブ予定(ブログから抜粋して転載)
10月25日(日)@原宿JETROBOT
やないけいこは21:20からです*
原宿にあるカフェでのハロウィンイベント!!
11月1日(日)@二子玉川pink noise
この日は!pink noise 9周年企画!!いつもの感謝をこめて、楽しいライブにしようと思います♪詳細はまた後日UPします!
12月1日(火)@代官山LOOP
初LOOP!こちらも詳細はまた後日UPします♪
PS: 表題の「アンプの上の」については、こちらYouTubeの「雨の日」で確認してください。彼女、ヴァイオリンを構えて、アンプの上にチョコンと座っています(笑)。
2009年8月の「Twitterの繁栄と没落」 August 6, 2009
Posted by marr0528 in Uncategorized.Tags: iphone, twitter, youtube
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iPhoneとTwitterの組み合わせにすっかりはまり込んでいるMarrさんです。
さて、8月6日の23時現在、Twitterのサーバーがダウンしてしまっているようです。そんな状況の中、たまたま昨日、自分がこんなページを見ていたことを思い出しました。ちょうど一年ほど前にTechCrunch(日本語版)に掲載された「Twitterの繁栄と没落(動画)」です。
「Downfall」という映画のヒトラー総統のワンシーンに、スクリーン字幕でTwitterの話を当てている、という何とも不謹慎な動画ですが、ここでヒトラーがこんなことを言っています。(上記ページから引用)
部下:総統、悪い知らせです。閣下の愛犬Blondiが今朝、車にはねられてしまいました。Blondiはベルリン郊外の通りで遊んでいるところを跳ねられた模様です。ひき逃げ事件でして、目撃者はおりません。直ちに病院に運ばれましたが間に合いませんでした。心からお悔やみを申し上げます。
総統:私はあの犬を愛していた。これは早速、Twitterに書かねば。
部下:総統閣下…Twitterは…
部下:Twitterは昨夜来、落ちております。ロバート・スコーブルの野郎がサーバー負荷の見積もりを誤ったものと思われます。
総統:Twitterなど使う必要があるのかと思ってる者は退室せよ。
(ほぼ全員退室)
そう、ヒトラーはTwitterのサーバーがダウンしたことで怒りまくるのに、周りは誰も彼の密かな楽しみに気づいてくれないのです。これって、まさに今の僕の気持ちと一緒。
しかも重要なのは、昨年はこの動画を観ても、こんな気持ちにはならなかった、という点です。いまや、iPhoneがあり、Twitterがある生活は、当たり前。今ならわかる、この動画のヒトラーの気持ち、です。
ということで、たまたま前日にこんな動画を観ていたのも何かと因果かもしれないと思いながら、Twitterの使えない8月6日、久しぶりにブログの更新でした。
New Orderの近況報告 July 4, 2009
Posted by marr0528 in Uncategorized.Tags: music, new order, xfm, youtube
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僕のブログで何度か紹介している英国マンチェスター出身のだらだらおじさんバンド、New Orderについての話題。
というと語弊がありますのできちんと説明すると、90年代っ子にとってのNirvana的な存在が、80年代っ子のJoy Division。彼らはさしずめ英国の冷たい魂といったところ。全米ツアーを控えたある日、ボーカルのイアン・カーティスが首を吊ったところで、彼らはバンド名をNew Orderと変えて再出発する。80年代へと時代が突き進む中で、彼らの音楽はPost PunkからNew Wave、Disco、Danceと変わっていく。歌声もギターで奏でる音も、どこか音程のままならないへたくそボーカル兼ギタリストのバーニー(バーナード・サムナー)と股を広げて腰を落とした姿勢でヤケに主張するベースラインを引くフッキー(ピーター・フック)が二枚看板。その後、The Other Two(その他二人)という自虐的なバンド名でデビューした影の薄いけど的確なドラマーのステファン・モリスと、途中で脱退したステファンの妻でキーボーディスとのジリアン・モリスがこっそり後ろで支えています。そして、バーニーの足りないテクを補ってくれる新規加入のギタリストの若者フィル・カニンガムがNew Orderのメンバー。解散と再結成と喧嘩と仲直りを繰り返して、現在はフッキーが「二度とテメエらと一緒にバンドはできねぇ!」と怒鳴り散らして、今に至っています(やれやれ)。
と、また前置きが長かったのですが、そんな彼らの近況が一気に届きましたのでご紹介。
まず、バーニーはフィルと一緒にBad Lieutenantというバンドを結成。ステファンはサポートメンバー。バーニーの相変わらず下手な(でも切ない気持ちにさせてくれる!)歌が聴けるのはこのYouTubeから!
新曲”Sink or Swim”
イギリスでは誰もが知っているJoy Divisonの名曲”Love Will Tear Us Apart”
New Orderの屈指の佳作”Bizarre Love Triangle”
Pet Shop Boysのニール・テナントとの切ない共作Electronicの”Getting Away With It”
うーん!やっぱり、元の曲がいいと、アレンジされても良さは変わりませんね。バーニーの声もすてき。何でもいいので、もっと新曲が聴きたいものです。
で、時を同じくして裏切り者フッキーの新バンドFreeBaseも新曲を英国のラジオXFMで公開。曲名は”Stalingrad”。録音してくれた人のおかげで、このブログ(ポルトガル語ですが)で聴くことが出来ます。なんだか、曲名に似合わずユルユルな感じ。これもあり。
でも、やっぱりバーニーとフッキーは一緒に仕事してほしいものです。あぁ、我が青春のNew Orderの次の復活はいつになるのでしょうか。


